文七元結(ぶんしちもっとい)
●本所達磨横町の左官の長兵衛は腕はいいが、博打にこり家は貧乏だ。
娘のお久が吉原の佐野槌に自分の身を売って急場をしのぎたいと駆け込む。
返済期限を過ぎるとお久に客をとらせるという条件で、長兵衛に五十両渡す。
長兵衛が吾妻橋まで来ると若者が身投げをしようとしている。
長兵衛が訳を聞くと、近江屋の手代の文七で水戸屋敷から集金の帰り、怪しげな男に突き当たられ五十両を奪われたという。
押し問答の末、長兵衛は五十両を叩きつけるように文七に与えてしまう。
文七が店へ帰ると、奪われたと思った金は水戸屋敷に置き忘れたことがわかる。
翌朝、文七と近江屋が五十両を返しに来る。
いったんやった金は今更受け取れないと長兵衛は言い張るが、しぶしぶ受け取る。
近江屋が持参したお礼の酒の後に、お久が駕篭から出てくる。
文七とお久は結ばれ、麹町貝坂に元結屋の店を開いた。
(http://homepage2.nifty.com/8tagarasu/bunnsitimottoi.htmlより転載)
動画ではありません。お聞き苦しい点はご容赦を。色々上がっていますが、この師匠を忘れていました...
(ニコニコ動画説明文より転載)