花筏(はないかだ)
●相撲の親方が、銚子の祭相撲に人気力士の花筏を出す契約をしたが、花筏が病気のため、顔付きが似ている提灯屋に、相撲は取らなくてもよいとの約束で代役を依頼した。
相撲は大人気で六連勝の地元の素人、千鳥ケ浜と花筏を千秋楽に組ませることになった。
恐がる提灯屋に、相手の体に触れたらすぐに倒れてしまえと、親方が知恵を付ける。
一方、千鳥ケ浜は親に呼ばれて、遺恨相撲で投げ殺されるから止めてくれと頼まれる。
仕切の最中、提灯屋は恐怖のあまり「南無阿弥陀仏」。これを聞いた千鳥ケ浜は「俺の為に念仏を唱えている、恐ろしい」とこちらも念仏。行司が思わず「お通夜だねまるで」
行司が軍配を反すと、無我夢中で突き出した提灯屋の指が立ち遅れた相手の鼻と目に入った。千鳥ケ浜は土俵際で倒れそうになるが、見ると相手が先に尻餅をついている。観衆は、花筏の張り手はすごいねと関心する。
張り手が良い訳で提灯屋でございます。
(http://mengjian.blog104.fc2.com/blog-entry-115.html より転載)
五代目圓楽さんで花筏です//もうすぐ春場所、師匠の圓生さんも相撲噺がお得意でしたが、圓楽さんも全生時代のネタを枕によく演じられてました
(http://nicosound.anyap.info/sound/sm9932320 より転載)
CDにて