粗忽だらけ長屋(そこつだらけながや)
「粗忽だらけ長屋」これも、古典「粗忽長屋」の改作ですが、もともと不条理なとこのある噺をとんでもなく不条理な噺に仕上げてます。
マクラでは家元の体調不良を笑いにしてます。~「談志独演会」が急遽「一門会」に変更された為。
そのうち「追悼一門会」にみたいなブラックなネタで笑いをとってます。さすが立川流。
訳が判らないおかしさの噺なので、聴いてるほうがシラけると面白くなくなります、出来はやや無難ですかね。
途中で、小さんなどの継承問題も笑いにしてます。さすがに「ピー」が入りますが。
(http://ham2ham2.blog99.fc2.com/blog-entry-130.htmlより転載)
改作落語の談笑はどう変えたかというと「バカだらけコメディ」になりました。
バカばかりでてきてやりとりするコメディってのはどれも面白い。
映画だと例えば「ビルとテッドの大冒険」やファレリー兄弟の「ジム・キャリーはMr.ダマー」なんかです。一方がバカなことを言っても、相手もバカだから変に納得して受け答えしたりする。これをきちんと考えて作っていると、笑いは倍々に膨れ上がります。
あ、単に飛び道具的なバカキャラがいろいろでてくる、ってのとは全然違いますよ。脚本的にバカとバカの会話というのをナンセンスに成立させなくちゃいけません。
談笑の「粗忽だらけ長屋」の面白さもまさにコレ。”主観が強すぎる男”の押し問答みたいのはなく、長屋中バカだらけになっちゃいました。
(http://blog.livedoor.jp/no_go_tabi/archives/52219774.html より転載)
ネタだしは「粗忽長屋」だけど中身はもちろん談笑版「粗忽だらけ長屋」。
マクラは読売ホール近くの「新角」という立ち食いそば屋にはじまり、中野北口「かさい」、杉並「小ばやし」、と何だか行ってみたいような行ってみたくないような蕎麦屋の話。さらに、下北半島の九艘泊なる地での体験、沖縄では台風が来るとドライブに行こうという人々の気質、静岡県の三島で入った食堂のおじいちゃんのマイペースなオーダー処理の仕方と、爆笑なマクラの後に、本編。
そして、「キ××イ」「創×学×」と放送禁止用語をかっちり入れる(ツイッターねただと、WOWOW収録は談笑師匠目当てだって話を後で聞いたのですが^_^;)。
相変わらず、粗忽だらけ。オチはオレじゃなくて「お前だー」って(°°;)。
(http://hakubotan0511.blog.shinobi.jp/Entry/3778/ より転載)
ニコニコ動画にて