たちきり(たちきり)
●若だんなが芸者小糸と恋仲になり、家に戻らないのでお決まりの勘当となるが、番頭の取り成しで百日の間、蔵に閉じ込められる。その間に小糸の心底を見たうえで、二人をいっしょにさせようと番頭がはかるが、蔵の中から出した若だんなの恋文への返事が、ある日ぷっつり途絶える。
若だんなは蔵から出たあと、このことを知り、しょせんは売り物買い物の芸妓と、その不実をなじりながらも、気になって置屋を訪れると、事情を知らない小糸は捨てられたと思い込み、焦がれ死にに死んだという。後悔した若だんなが仏壇に手を合わせていると、どこからか地唄の「ゆき」が聞こえてくる。
…ほんに、昔の、昔のことよ……
これは小糸の霊が弾いているのだと若だんなが涙にくれると、ふいに三味線の音がとぎれ、
「それもそのはず、線香が立ち切れた」
(http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2009/04/post-1459.htmlより転載)
そして、トリは菊之丞さんの「たちきり」
「たちきり線香」は上方の桂米團治さんで何度かきいたことがあって大好きな演目ですが
江戸落語版では初めてでした。
こんなふうになるんだ!と上方落語との相違を楽しく聴きました。
ちゃんと音が入るのですね、よかった。
(http://happinez.blog.so-net.ne.jp/2012-11-29より転載)
菊之丞師の二席目、「たちきり」とはやや意外だった。勝手に「文七」か「芝浜」か「子別れ」か・・って予想していた。師匠が上がったとき、すでに8時40分。マクラも振ってたので、やや急ぎ足の印象。そのせいか、あんまり感情過多になりすぎず、サラリとした印象。涙ぐみながら・・というのはいただけないんで、こちらの方がいいのかも。サゲがストン、と落ちるわけだから、ここまで感情引きずっちゃうと、あと味がよくないし。若旦那は、小春の死を乗り越えて、おかみさんを持つのだろうなぁ・・
(http://ameblo.jp/mop33/entry-11410684698.htmlより転載)
●古今亭菊之丞 「たちきり」
…料亭へ連れて行って貰った話から、最近は勉強のために自分でも行くようになったというフリから道楽が過ぎる若旦那の噺へ…
菊之丞さんはまくらの入れ具合がとてもお上手だと思う。
…笑ったなぁ~というより、聴いたな~という充足感がある人情話。
良いものですね。聴き応えたっぷりのこの落語会、来て良かったです♪
(http://blog.livedoor.jp/poin503/tag/%E5%8F%A4%E4%BB%8A%E4%BA%AD%E8%8F%8A%E4%B9%8B%E4%B8%9Eより転載)