品川心中(しながわしんじゅう)
●品川の花魁「お染」は、住み替えの金が出来ないために下の女から馬鹿にされるので、死ぬことを決断する。1人で死ぬのは嫌なので誰か道連れをつくることを考える。なじみの客から道連れを選び、少々ぼんやりしている貸本屋の金蔵と一緒に死ぬことに決める。早速金蔵を呼び出したお染は無理やり金蔵に心中を承知させる。
翌日の晩、いざ心中という時にカミソリで首を斬るのを金蔵が嫌がるので、外の桟橋から身投げをすることにする。桟橋でなかなか飛び込もうとしない金蔵をお染が突き落とし、自分も飛び込もうとしたところに、店の若い衆が「金が出来た」という知らせを伝えに来る。お染は死ぬのが馬鹿馬鹿しくなって店へ戻ってしまう。
遠浅だったため死にそびれた金蔵は親方のところへ行くが、親方の家では博打をしており、戸を叩く音で「役人だ」と早合点して全員大騒ぎ。尋ねてきたのが金蔵と分かり安心するが、1人びくともしない者がいた。その者を褒めると「いやとっくに腰が抜けております」。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%93%81%E5%B7%9D%E5%BF%83%E4%B8%ADより転載)
今夜のTBSラジオ「ラジオ寄席」は三代目三遊亭金馬特集。「居酒屋」と「品川心中」。
「品川心中」は(ええかいなと思うほど)なんでもよく笑う客。
「女」は師の声の質のせいか結構な大年増のイメージがする。噺に引き込む力は並大抵ではない。いつも思うが、サゲにつながる暗闇のどさくさは、本筋からはかけ離れているので興醒めにしかならない。なんでこんな噺の構成になったのかしらん、と思う。
(http://blog.livedoor.jp/kogakudo/archives/51848343.htmlより転載)
今週は、三代目三遊亭金馬師匠の特集。
・・・それにしても、底堅い人気のある師匠で、明るくてはっきりした口調で、理路整然とした高座は、ラジオやレコードにはまさにベストマッチングだったと思いますね。
音源は、昭和30年代のものですが、口調も雰囲気も、古臭さを感じないのも魅力です。
「品川心中」は、先月観た「幕末太陽傳」を思い出します。
(http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2012/02/post-9416-1.htmlより転載)
※DVDに「品川心中」は収録されていません。