新ランゴランゴ(しんらんごらんご)
●南池袋エンゲイジョーの支配人の所に学生時代の友人が訪ねてきた。今は小さなびんぼー会社の事務をやっている友人は創立記念のパーティーの余興で落語家を呼びたいので紹介してくれないか?という。ただし予算は5000円。今時の前座でも10000円という時代に5000円である、渋る支配人だったが、何とか妙案が浮かび、任せとけ!と言ってくれたがいざ、当日になるとそこにやって来たのは着物を着たアフリカ系の男。
「ランゴランゴさせてくれるというからやてきました サンユー亭ハクチョーの弟子のサンユー亭ダチョーといいます。」と片言の日本語で自己紹介をするこの翁ケニア人が約束の落語家なのか?らくごできるのか?何か、定番の手ぬぐいをものに見立てる仕草をしてみろと言うと、熱々の焼きいもをもぐもぐ食べるおいしそなしぐさ。おお、いいじゃねえか、できるじゃないか、それ焼いも食べてんだろ
「ブッブーちっがうよ、これは、焼いたツチブタの足ね。」てな調子でやっぱりかみ合わないのだった。
ランゴランゴとはケニアの言葉で面白い話をすることすなわち落語だという。さあ果たして初のケニア人落語家(前座だけど)サンユー亭ダチョーはランゴランゴできるのか?
(http://blogs.yahoo.co.jp/piasi69/58108738.html より転載)
三遊亭白鳥は師匠円丈の『ランゴランゴ』を大胆に作り直した『新ランゴランゴ』。落語の仕種をしてみせる外国人落語家。「わかった、焼き芋を食べているところ」 「違う。これはツチブタの足を食べているところ」 「だってフーフーって吹いたじゃないか」 「それは寄ってくるハエを追い払っているところ」 「あっ、それはソバを食べる仕種」 「違う。これはホエザルの脳ミソを食べてるところ」 ツチブタとかホエザルとか本当にいるのだろうか? しかもこの落語家、なんと『芝浜』を演るのだ。女房に起こされて狩りに出かける。タンザニア湖のほとりでシマウマの死体を見つける。これぞ『芝馬』って、師匠の『ランゴランゴ』を完全に超えてるね。
(http://sweiver.exblog.jp/12573622/ より転載)
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