皿屋敷 (さらやしき)
●旅先で皿屋敷のことを聞かれ、知らずに恥をかいた若者。隠居に聞くとまさに町内にあり、今でもお菊の幽霊は、怨念が残り皿を数えに出ていると聞く。見に行こうとすると、9枚まで聞くと死ぬと言われ、6枚で帰れと教えられる。見てみると実にいい女。毎夜毎夜見に行くうちに評判となり、そのうち興行主が現れ、小屋掛けになる。その晩もお菊が現れ6枚まで数えたときに皆が帰ろうとするが、木戸が狭くて出られない。お菊はどんどん数を重ね、とうとう18枚まで数える。お客が怒って「お前は皿が9枚しかなくて手討ちにあったのに、なぜ18枚までかぞえるんだ」
するとお菊「今日は2日分演って明日は休むんだよ」
(http://www.geikyo.com/beginner/repertoire_detail_sa.html より転載)
・・・桂米朝氏によると、姫路には、お菊さんの伝説がたくさん伝わっていて、今の姫路城にあるお菊井戸や、お菊神社、またその神社に残っていた一枚の皿などですが、この話自体が全くの事実とも言い切れないので、そこはあまり信用できないものだとのことです。
・・・桂米朝氏のものは、まさに姫路出身だけあって、米朝氏にピッタリとハマッた、十八番のネタのように思えます。
(http://www.geocities.co.jp/hollywood/2975/sub9.html より転載)