王子の狐(おうじのきつね)
●田んぼの稲むらの陰で、狐が若い女に化けるのを見た男。化かされる前にと、女に「お玉ちゃん」と声をかけ、一緒に料亭扇屋の二階に上がる。
女は食べて、飲んで酔って寝てしまう。
男は玉子焼き三人前をみやげに、代金は二階のご婦人が払うと言い帰ってしまう。
女中に起こされた女、勘定は自分持ちだと聞かされ、驚いて神通力を失い狐の正体の戻ってしまう。
店の若い者から袋叩きにあった狐、最後の一発を放し、なんとか逃げる。
店の者は主人から「この店が繁盛しているのは王子稲荷様のお陰なのに、そのお使い姫の狐になんということをしてくれた」と叱られ、主人共々王子稲荷に詫びに行く。
一方の狐をだました男も、狐は執念深いから、家族はたたられるぞと脅かされ、手土産を持って謝りに狐穴を探しに行く。
狐穴から出て来た子狐を見つけ訳を話し謝り、土産を渡す。
穴に戻った子狐と母狐の会話。
子狐 「きのうの謝りに来たってこんなもん持って来たよ」
母狐 「なんだいそりゃ」
子狐 「あけて見ようか」
母狐 「あけてごらん」
子狐 「あ、ぼたもちだ、おっかさん一つ食べてもいいかい」
母狐 「ああ~、食べちゃいけない。馬の糞かも知れない」
(http://homepage2.nifty.com/8tagarasu/oujinokitune.html より転載)
戦後では、八代目春風亭柳枝の十八番として知られ、・・・
(http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2006/05/post_3fcf.html より転載)
おもしろかった この師匠の語りは上品
(http://nicosound.anyap.info/sound/sm9906106 より転載)
にこ★さうんど♯にて