※「代脈」は収録されていません。
代脈(だいみゃく)
●医者の内弟子の銀杏が大先生の代脈(代理往診)として蔵前の商家のお嬢さんの診察をすることになった。
初めての代脈なので行く前に、先方に着いてからの挨拶、お茶の飲み方、羊羹の食べ方、診察などの手ほどきを受ける。
診察に当たっては、安心させるだけでよい、余計なことはするな。特にお嬢さんのお腹のシコリに触ると放屁をなさるので絶対にシコリには触れぬようにと。前回は耳が遠くて、聞こえない振りをして切り抜けたものだと大先生の説明。
初めて乗る籠の中で銀杏は大騒ぎ、なんとか商家に着いて、教わった通りにお茶を飲みながら羊羹を食べ、いよいよ診察へ。
診察中に、例のお腹のシコリを見つけて、止せばいいのにそこを押したからたまらず、お嬢さんは「ブッ!」と放屁。
銀杏は驚いて「歳のせいか近頃耳が遠くなって、今の屁の音も聞こえなかった」
(http://mengjian.blog104.fc2.com/blog-entry-30.html より転載)
一之輔の1席目「代脈」、しばしば寄席にもかかるが、アタシにはどうもこのネタの面白さが分からない。面白かったのは志ん朝の高座だけ。医者の弟子である銀南を与太郎風に演じるケースが多いのだが、そんな人間をわざわざ代脈に遣わせる医者の心境が分からない。志ん朝のように程々の愚か者(これからの修行で使い物にになるかも知れない程度の)という描き方でないと説得力がない。
一之輔の演出では銀南が羊羹の薀蓄をたれる場面に力点を置いていたが、成功したとは言い難い。
(http://home-9.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/j20131220-00c2.htmlより転載)
一之輔。今席、新宿と池袋に顔付けされているが、わたしが行った日にはどちらも休演だった・・・ようやく会えたね。
「代脈」。久々。真打披露の浅草で聞いて以来。ここのところ、小辰さんで聞くことが多かったが、若先生・銀南の、羊羹への執着は、こちらが元祖か?
(http://rakukyotabi.seesaa.net/より転載)
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