湯屋番(ゆやばん)
●道楽が過ぎて勘当になった若旦那が出入りの職人の家で居候をしている。そこのおかみさんは働きもせず、ぐうたら三昧の若旦那が面白くないので冷たくしている。そんなある日、亭主が職を世話してくれた。それはなんとお風呂屋さんへの奉公。若旦那は女湯が拝み放題と喜んでいる。訪ねると すぐに運よく昼食の間だけ、番台に上がらせてもらえることに。肝心の女湯は・・・誰も入っていない。そのうちに、ここに通ってくるはずのイイ女との恋の妄想がふくらみ始めて・・・。
(https://www.dplats.jp/kura/asp/itemdetail/rakugo-dl-00059/ より転載)
今回、おお、と思ったのは、若旦那が奉公先を自ら「桜湯に決めてるんです」と言い出すこと。おかみさんが美人で評判、旦那がポックリ逝った後におさまって地所を売り払い、四、五億の財産が手に入ったら、お前にもいくらか分けてやろう、とどこまでも得手勝手なドリームを描く若旦那なのだ。
こんな奴を迎える方も苦労で、桜湯の主人が紹介状を読み進めるうち、眉間にぐぐっと縦じわが寄っていく。この眉間の皺も見事だったが、若旦那が番台を見上げるそのねっとりした上目遣いも負けていない。若旦那が妄想で思い描く、女が身をくねらせて酒を飲む姿も鮮やかでした。たっぷりした「湯屋番」で、正直、ちょっとくたびれた。
(http://homepage2.nifty.com/Curious-G/starthp/subpage80167.html より転載)
三三「湯屋番」
若旦那が湯屋の女将さんに憧れて自分から奉公したいと言い出すバージョンは初めて聴いた。番台へ上がってからは女湯の妄想で頭がいっぱいで、最初の女将さんどっかいっちゃってるけど、相変わらず若旦那の妄想は可笑しい。
(http://d.hatena.ne.jp/no-data/20110508/1304861161 より転載)
ニコニコ動画にて