ろくろ首(ろくろくび)
●与太郎が二十六歳になり、嫁が欲しいと相談を受けた叔父さんは、お屋敷のお嬢さんを紹介する。このお嬢さんは昼は別嬪さんだが、夜になると首が伸びて、隣の部屋の行灯の油をぺろぺろと舐める、ろくろっ首だったのだ。おいら夜はぐっすり眠るから、夜は首が伸びても、文句はねえや!
与太郎が婿入りした最初の晩のこと。馬鹿の与太郎でも、床が変わると寝付きが悪いらしく、夜中に目を覚ましてしまった。隣の嫁はと見ると、寝相が悪く布団から頭がはみ出している。頭を戻してやろうと辿ってみると、隣の部屋の行灯の油をぺろぺろと舐めている。
与太郎慌てて飛び出して叔父さんの家を叩き「ギャー、首が伸びた」と告げる。叔父さんは、万事承知の上で婿入りした筈だと説得するが「家に帰りてぇ」と与太郎。
「家じゃ、お袋さんが良い知らせ(子供)を待って、首を長くして待っているはずだ」
「それじゃ家にも帰れねぇ」
(http://mengjian.blog104.fc2.com/blog-entry-32.html より転載)
この季節定番の三三のマクラとして若者の浴衣の着付けが悪い、という話題が出たが、どうも三三自身の羽織が、やや大きすぎるせいかピッタリとせず、そのことに一人笑っていた。この噺は、まさに“柳家”のネタといってよいのだろう。もともと上方の噺を三代目(四代目という説もある)小さんが東京に持ち込み、三三も踏襲したサゲは五代目小さんの作といわれている。与太郎ではなく松公、というのも柳家の型だと思う。三三のこの噺は初体験で期待したが、なかなかに楽しめた。年寄りがニンで、ついつい伯父さんの存在感が立ってしまわないか心配したが、松公の与太郎ぶりも弾けていて光っていた。なかなか好調な一作目。
(http://ameblo.jp/to7d/entry-10889289056.html より転載)
柳家三三「ろくろ首」@落語研究会
テレビにて。
賢そうな松公。
漢字でハワイと書けるらしい(笑)
出演者に喬太郎師匠がいらっしゃったんですかね、次につなげる言葉も挟みつつ噺に入っていく。
今日はこうやって演じてみよう、と決めてやっているような印象を受けました。
どこで息継ぎをしているか分からないような噺し方だったので、この噺の場合はもちょっとゆったり感があったら嬉しいなーなんて思いました。
そして、ああテレビじゃなくて生で落語が聴きたいぞー。
(http://shiritagarie.seesaa.net/article/211006495.html より転載)
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上方落語メモ
落語あらすじ事典 千字寄席
TBSチャンネルにて