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落語一日一席 古今亭志ん朝(三代目)ブログ 引っ越しました!
落語一日一席 古今亭志ん朝(三代目)※「鮑のし」は収録されていません。
鮑のし(あわびのし)
● 金が無くて米が買えない男が、女房の指示で、まず五十銭を借りて来た。この金で尾頭付きを買うはずが、鮑を三個買って来た。
大家の息子の婚礼祝いに尾頭付きのお祝いを持って行けば一円の礼を返してくれるから、ここから借りた五十銭を返して、残った五十銭で米を買う計画だ。
大家の家を訪れて、婚礼の祝い口上を述べるが、磯の鮑の片思いと縁起の悪いものだから持って帰れと突っ返される。
しょんぼりしているところで出会った男が知恵を付けた。もう一度大家のところに行って、この鮑を投げ付けてやれ、そして、あわびのしを知っているか、潮風で真っ黒な海女が海から採って来た鮑を、仲の良い夫婦がよらなきゃ熨斗ってものが出来ねえんだ。その大元の鮑が何だって縁起が悪りいんだ、って尻まくってやれ。
教わった通りにやろうとするが、言葉を忘れたり、尻をまくれなかったりしどろもどろ。
(http://mengjian.blog104.fc2.com/blog-entry-176.html より転載)
古典三席ネタおろしといい、仕事量といい、新しい挑戦に対して常にどん欲なのが志らくさんの凄さだと思う。仲間うちでは今日一番の名フレーズ、『鮑のし』に出てくる「そ・そ・そ・そ・そー」に完膚なきまでに全員中毒に。ああ、また帰り道笑いが止まらない、ほっておくと頭の中には小粋なウナギ紳士が・・たて、たて、うけたまわり。志らくさんにはドッシリした重箱に所狭しと入ったおかずのごとくオイシイ「名フレーズ」がぎゅうぎゅうつまっている。ンーー、おかわり!
(http://d.hatena.ne.jp/stilllife/20060711/1152641067より転載)
ウィキペディア
二番煎じ(にばんせんじ)
●「火事は江戸の華」といわれた時代。寒さ厳しい冬のある晩、番太だけでは心もとないと、町内の旦那衆が夜回りをすることになった。番屋に集まった旦那衆は二組に分かれて夜回りに出る。
しかし余りの寒さに、懐で拍子木を打つやら、冷たい金棒を握って鳴らさずに紐で引きずるやら、宗助にいたっては股座に提灯を入れて暖をとるという横着ぶり。「火の用心」の掛声にしても、謡になるやら、新内になるやら。そこで出てきたのが、若い時分に勘当されて吉原で火の回りをしていたという辰つぁん。助六気取りで「火の用心、さっしゃりやしょーう」と決める。
そんなこんなで番屋に戻った一行。火を囲んで暖をとろうとすると、中に酒を持参した人がいて、皆に勧めようとする。月番も「お役人に見つかったらどうするんです」と建て前ではいいながら、瓢箪の酒を土瓶に移して火にかけ、これは煎じ薬と言い換えてしまう。その上、お誂え向きに猪鍋の用意までして来た人も出て、番屋内では猪鍋を口直しに「煎じ薬」を味わう始末。
やがて宴たけなわとなったころ、番屋の戸を叩いて「バン、バン」という声。野良犬かと思えば廻り方同心の登場に、一同動転して土瓶を隠し、宗助は股座に猪鍋を隠す。しどろもどろになりながら旦那衆、言い訳の挙句に「宗助さんが」「宗助さんが」と言い立てて責任逃れをしようとする。
しかし、土瓶と鍋を見逃してはいなかった同心。「ここのところ風邪気味」でと土瓶の「煎じ薬」を所望し、さらには宗助の股座で汁が褌に吸われた「口直し」を出させる。同心がこれらをすっかり平らげようとする勢いに、旦那衆はもう「煎じ薬」がないと告げると、
「しからば拙者いま一回りしてまいる。二番を煎じておけ」
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E7%95%AA%E7%85%8E%E3%81%98_(%E8%90%BD%E8%AA%9E) より転載)
昭和40年から昭和62年までの21年間に演じられた高座を厳選しており、談志が"大看板"になっていく変遷が克明に記録されています。
…立川談志の真髄をCD50枚・全124席の壮大なスケールで収録する『ひとり会』落語CD全集の第37集。「二番煎じ」「宿屋の仇討」を収録。生誕77年にあたる2013年1月2日に発売。
(Amazon商品の説明より転載)